Living KZ market:アルマティのグリーンバザールの中へ
ゴールデンアワーのアルマティ・グリーンバザール。天窓から差す光がドライフルーツやスパイス、肉売り場を照らし、子羊が静物画のように横たわる。

アルマティの建物の写真のモノクロのコンクリートと並べると、グリーンバザールは色そのものだ。街の大きな屋内市場で、私たちはゴールデンアワーに訪れた。天窓から差し込む太陽が光の筋になって売り場に落ち、ホールの残りは闇の中に沈む時間だ。
何層にも重なる迷路
バザールは迷路だ。中心には天井に窓のあるメインホールがあり、そのまわりを囲む内側のバルコニーに沿って店が並ぶ。その先には雑貨や衣料品の店がひしめく巨大なエリアがあり、生鮮市場はいちばん下にある。見学するというより、フロアからフロアへと迷い込んでいく場所だ。
上から見たホール
これらの写真のほとんどは、上の階から見下ろして撮った。そこから見るとバザールは地図のように読める。赤と白の肉の売り場の列、色とりどりの果物とスパイスの店、そのあいだを行き交う人々。編集するのは光だ。光の筋が落ちたところで売り場が輝き、そのまわりはすべて影に沈む。
ドライフルーツとスパイス
ドライフルーツやナッツやスパイスがきれいな四角に積まれ、色の格子をつくり、その後ろで売り手が客に応じている。ドライフルーツとスパイスを買ったが、値段は私たちには高すぎたし、ぼったくりも多かった。
カメラについては、売り手のほとんどは気にしなかった。何人かが興味深そうにこちらを見返してきた、それだけだ。
絵画のような死
肉売り場を上から見ていると、皮を剥がれた子羊が一頭、売り場の真ん中に完璧に横たえられていて、そのまわりの赤い売り場で肉屋たちが肉を切っていた。真上から見ると、それは一枚の絵になった。生き生きとした絵画のような動物でありながら、ナチュール・モルト、つまり静物画のように構成されている。タイトルはそこから来ている。
撮影メモ
アルバム全体をX-T5と25mmで、ISO 400で撮影した。ホールの広い眺めはf/1.7、1/800秒から1/2000秒。スパイスの売り場や肉屋を真上から近く切り取ったカットはf/6.4とf/7.1、1/50秒と1/60秒。
アルバム活気あふれるカザフの市場
実用的なヒント
- ゴールデンアワーに行くこと。天窓から日が差し込む時間だ。
- 上の階に上がること。ホール全体を見渡せる。
- 値段に注意すること。高いこともあるし、ぼったくりもよくある。